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2007年11月26日

劇団桟敷童子「博多湾岸台風小僧」「しゃんしゃん影法師」

@吉祥寺シアター

 吉祥寺シアターでの連続上映作品。副題は順に「泣イテ、騒イデ…彼岸花」「ホラ、影ガ泣イテイルヨ」。

 博多湾岸台風小僧はマッチ工場を逃げ出した女工達と下層地区に住む人々を、しゃんしゃん影法師は山村での神隠しを題材にした作品。ここ数年の中で自分が観ていた作品とはラインの違うところで、また新しいものに出会えた満足感が何より大きいところでしょうか。

 どちらも過去に日本が辿った道にあると言えそうな作品で、観ていて息が詰まる部分もあったけれど、生々しいというか、良い意味での人間臭さがたまらなかった。前者で言えば、その生まれが故に差別を受ける人々や、女工を連れ戻す工場からの戻し屋。後者では、神隠しを受けた人間、神隠しによって家族を失った人間の喪失感、そして村社会にある一族の体面という重しなど。

 また興味深かったのは、吉祥寺シアターの1階階段からすでに劇団の美術の手が加わっていた点。笹や木が無数に備えられていて、劇場自体もそれを覆うように演出が施されていた。そのせいあってか、舞台が進行するに連れ、観る側も何か舞台側に巻き込まれていくような感覚も受けた。

 当日配布されたしゃんしゃん影法師の公演案内を読むと、これが劇団の中で1番静かな作品らしい。けれど、連続2本目の私としては動を強く感じる芝居だった。これが静なら果たして1番の動は一体どういった内容なのかと気になってしまう。

 次回公演は2008年1月に「泥花」、11月に「黄金の猿」。1月は志の輔落語の日程も決まったのでスケジュールを調整しながら前売りを確保しておこう。

劇団桟敷童子
http://www8.plala.or.jp/s-douji/
posted by MEI at 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・芸術
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