Google
 

2008年01月27日

reset-N「繭」

@シアタートラム

 リーディング公演のようなスタイルで、1時間15分と短い公演だったが非常に密度の濃い内容だった。

 1週前に観たニブロールの折り込みチラシから急遽観劇を決意してチケットを手配。reset-Nは今回が初めてで、Webサイトなどを見ていると主宰の夏井孝裕氏は1年ほど文化庁の留学制度でフランスに渡っていたらしい。公演案内やパンフレット、それに実際の舞台からも外からの日本のようなものを感じさせられた。

 正確に言えば、日本のような日本ではない国が舞台。公演チラシを見返してみると(PDFファイル)、確かに関東や東北、北陸の一部が抜け落ちている地図があり、国旗も少し違う。ただ、役者は日本人と同じような名前を与えられている。

 天皇家、パニック症候群。150年前(明治)と700年前(南北朝時代)。宮殿に住んでいる名前を呼ばれない「あの人」と、外に行ってしまった「人」。蚕と繭。ただ、命をつなぐだけの存在など、幾つか拾い上げるだけでも引き込まれる点が多かった。それに途中から、眼鏡をかけている人、いない人に気がつく。また間に近衛兵(?)による無駄な掛け合いも良かった。「enough」と1人が言ったときは思わず笑ってしまった。

 舞台美術もまるでシンプルで、人数分の椅子と蛍光灯、そして天井につるされた赤い物体。劇場に入り、そのセット具合を見て期待が高まり、それがそのまま公演中にも受けられた。また、左右には音響・効果担当の人物がそのまま座っているのも新鮮だった。

 次回、新作公演は7月。ただし、3月には横浜で「黎明」の再演あり。距離が少し遠いが、気になってしまったのは仕方がないので、他に横浜での予定を見つけて何とか行ってみよう。

http://www.reset-n.org/
http://www.reset-n.org/jp/mayu08/index.html
posted by MEI at 19:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇・芸術
この記事へのコメント
私がその劇団をスフィアメックスで観た時は、平田オリザの影響下にあったのか、不快なぐらいにいわゆる静かな劇でした。今は違うのでしょうかね?6年前でしねー


「キリエ」2001年公演です。
http://www.reset-n.org/jp/stages/kyrie.html
Posted by つる at 2008年01月27日 20:29
確かに静かな芝居ですな。

公演時間的な面もあるでしょうけど、今回に限って言えば私は不快さはなかったです。遊園地とか野田「BEE」に近い、ような感じでしょうか。
Posted by MEI at 2008年01月27日 20:41
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/80932942
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。