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2007年12月27日

NHKプレミアム10の加山雄三特集が良かった

 風呂の順番待ちがてらにテレビをつけたら、たまたまNHKで放送していたのが「加山雄三 永遠の若大将〜古希を駆けぬける」。冒頭にALFEEの高見沢王子とアコギ競演なんかしていたものだから、思わず60分丸々見てしまった。

 加山雄三というと「幸せだなぁ」と海ぐらいしかイメージと知識が無かったのですが、番組で既に古希を迎えたことや、これまでの人となりを知ることができた。終盤になると、10年ぶりのオリジナルアルバム「星の旅人」の制作風景が紹介されはじめ、最後には「第一楽章」が披露されたのですが、これが実に良かった。

 作詞が谷村新司で、それと氏の声質が相まって非常に重厚感のある聴き応えのある楽曲だなと。光の加減かもしれませんが、謳いながら若干目に涙っぽいものを感じさせる加山雄三の姿も印象的でした。iTunes Storeで売っているかと無いものねだりで調べてみたら、売っているんでびっくり。地味に歌謡曲カテゴリが充実しているのを今さらながら知りました。

 当然、アルバムは発売されていますが第一楽章の歌い上げたシーンを思うと、まずは単体で購入してその後アルバムをどうするか考えたいところです。

NHK プレミアム10
http://www.nhk.or.jp/premium10/

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加山雄三

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2007年10月08日

iTunes Store:菅野よう子「CMようこ」

 iTunes限定配信。氏が手がけたCM楽曲を23曲収録。1曲150円、全曲セットは1500円。

 CM向けに制作された曲といっても、15秒や30秒均一ではなく中には2分を超える楽曲もあるんですね。なんとなくCMを視ていても、これはきっとあの人の作曲かなと思うことはあるんですが、CM上ではよほど世間一般に周知されていない限り名前は出てこないわけでモヤモヤとした気分が続くことも。

 「CMようこ」では、「あ、やっぱり」と思うものもあれば、コスモ石油、DION、ZEROと「そうだったのか」と思う曲もあったりと、メーカーや商品のイメージに沿った楽曲で又違う角度から作曲活動を見られるのは嬉しいところ。それにORIGAや坂本真綾というように菅野作品を聴いてればお馴染み的な人も参加している楽曲もありました。

 一方で、印象に残る曲であっても時代が経てばなくなっている会社、サービスもあるわけで。収録曲の中から通信業界を拾い上げてみると、DIONはブランド変更、印象的なCMだったZEROは当初のビジネスモデルを継続しておらず、日本テレコムに至っては買収を経てソフトバンクテレコムになっています。

 自動車や規模の大きい企業のCMアルバムは見かけますが、それ以外だとなかなか。需要面もありそうですが、ネット配信だと比較的ハードルは低いのかなと思い、今回を契機に自分が好きな他の作曲家各氏のCMソングが登場するのを期待する今日この頃です。

・iTunes Storeリンク
菅野よう子&ORIGA - CMようこ

・Grand Trax -Grand Funk
 http://www.grandfunk.net/grandtrax/


 iTunes Store(Japan)

2007年09月24日

映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.)」

@ユナイテッド・シネマとしまえん

 アニメ版が放送されたのは確か中学2か3年ぐらいの頃で、テレビ放送が中盤以降になって周りが一気に盛り上がると1歩退いて覚めてしまう私の駄目な性格上、その後の劇場版等は見ないままに過ごしてしまった。ちなみにこの性格は、未だに直ってません。というか、一生続くと思います。だってほら、今だって。

 そういう訳で、劇場でエヴァンゲリオンシリーズを観るのは今回が初めてで、その手に詳しい友人らを誘ってレイトショーで上映していた座席指定が可能な「ユナイテッド・シネマとしまえん」へと車を向けたのでした。

 冒頭の何十分かは初見の人でも分かるものの、アニメ版と比べれば大分テンポアップして進む。このテンポのまま行ったらきついなと思っていた矢先に、シーンシーンでテンポが変わって、みせるところはじっくりとという印象。第3新東京市の全景あたりは圧巻で、当時から10年経過した良い意味でのCG技術の取り入れかたが実に素晴らしかった。このCGっぽさは人によって評価が分かれそうですが、個人的にはこの“っぽさ”が肌にあった。

 また劇場版ということで、アニメ版の素材に相当手が入っていて、「あぁ全然違うな」と単なる流用プラスαではないことに反省する。そして終盤にかけてはヤシマ作戦があるんですけど、アニメ版ではもう少し軽く過ぎ去った記憶が個人的に残っていたんですが、こんなにも重く思いのある雰囲気だったんだなと改めて感じさせられた。

 そしてエンドロールが終わって、プラスα。序の次の「破」は2008年公開。今時のテレビアニメシリーズに見慣れてしまうと、当たり前のように1週間に何十本も放映されていて感覚が麻痺してしまいますが、同年公開であれば是非じっくりと制作にあたって欲しいなと思います。恐らく、その間に「序」がメディア発売されるのかな。その際はDVDと言わず、最初から次世代メディアで挑戦して欲しい作品ですね。

 余談。作品それ自体にはまったく関係ないですが、こんなに盛り上がってますよ!というアナウンスの割には上映館数があまり多くなく、浮き足だったプロモーション手法にはあまり良い印象を持っていません。相応の制作費が必要な作品で、タイアップや製作委員会方式も避けられない時代だし、完全悪だとは思いませんけど、妙な煽りのプロモーション戦略(ex.ゲド戦記)に行き過ぎないよう願っております。

http://www.evangelion.co.jp/

エンディング曲。てっきり、予告編の「Fly Me To The Moon」と思ってEDを迎えたら違った。スタッフロールにテンポに合わせて光が当たっていたんですが、ああいう演出に弱いんです。というわけで、もう手元。すでに70回くらい回っている。


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宇多田ヒカル

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 サントラ好きとしては迷わず。フルサイズ収録も魅力的。


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タグ:映画 観賞

2007年09月02日

映画「SiCKO(シッコ)」

 マイケル・ムーア監督の作品は今まで観たことはありませんでしたが、NHK-BSのニュース番組で特集されていたので足を運んでみることに。

 題材は米国の社会保険制度について。日本など他の先進国と異なって国民皆保険制度がない米国にあって、民間の医療保険に加入していない人、加入していても利益追求に走るが故に保険会社が治療の許可などを下ろさないケースなどが取り上げられています。気がつけば足かけ10年以上視聴しているERでもそうですが、治療や何かしらのくだりで保険会社云々という話が出てくるのはこういった経緯があるからなんですね。

 10年ほど前に国民皆保険制度の導入の動きがあったものの、その動きは結局ロビーストによって抑え込められたそう。反対する意見の中に、国民皆保険制度などの社会保障制度は社会主義の第1歩だという発言をする政治家の発言が面白かった。そうか、未だに困ったら社会主義なのか、と(苦笑)。

 作中では、隣国のカナダ、イギリス、フランス、そしてキューバの医療制度が紹介されていて、それに対比した米国内の現状を米国民に呼びかけ、考えさせる内容です。一方で、各国の社会保障に対する税率などは触れられていなかったので、そういった所はどうなのかなとも思ったり。

 欧州のどこかでは確か所得の5割程度は税金として徴収される代わりに社会保障の充実という制度もあったので、そこを込みでも良いかというと難しいところですね。日本にしても、支払った分が上手く運用されているかと言えば、社会保険庁よろしく“ある意味、上手く”運用されていたわけですからね。ただ少なくとも、米国の社会保障制度は皆保険制度のある国の人間からすると少し厳しいなというのは正直なところ。作中に出てきた、カナダから米国に行くのに保険に加入するシーンは頷かざるえません。

 実はNHK-BSで紹介されたシーンなどは映画のほぼ〆の部分でしたが、エンターテイメント系の作品では特に問題はなく。逆に2時間を超える淡々としたレポート系の映画で飽きることなく観せてくれる術は凄いなと感じました。

 ムーア監督の「ボーリング・フォー・コロンバイン」と「華氏911」は未視聴ですが、ちょうど映画に合わせてGyaOで放送されているんですね。前者は米国銃問題の話で縁遠いかもしれませんが、せっかくだから華氏とともに視聴してみようと思います。

http://sicko.gyao.jp/
GyaO 特集サイト
http://www.gyao.jp/cinema/sicko/



マイケル・ムーア ツインパック 「華氏 911」×「ボーリング・フォー・コロバイン」 (初回限定生産)マイケル・ムーア ツインパック 「華氏 911」×「ボーリング・フォー・コロバイン」 (初回限定生産)
ドキュメンタリー映画 マイケル・ムーア

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タグ:映画 観賞

2007年08月27日

イデビアン・クルーと東京事変

 9月にイデビアン・クルーというコンテンポラリダンスの公演がある。コンテンポラリダンスはこの数年で足を運ぶようになった分野で、ダンス表現が主だけ合ってその内容を観ながら、観終わった後も考え込むのも面白い。

 イデビアン・クルー以外にもオススメしたいカンパニーはあるのですが、「じゃあ、どういう内容なの?」と聞かれると、「いや、こう踊ってね」と返すぐらいしか出来ないのが悲しいところ。これをどうしたら良いかと考え込んでいたら、東京事変の「OSCA」のビデオクリップにイデビアン・クルーが参加していた。

 最初、GyaO、Yahoo!動画で無料配信されていて、当然動画共有サイトにもアップロードされていたんですが、ふとiTunes Storeを見ていたらビデオクリップが販売されていたんですね。EMI MUSICだからかぁ、と思いつつ、初ビデオクリップ購入。400円也(iTunes Storeリンク)。

 手元にあるiPodはnanoで動画再生非対応ですが、EMI MUSIC=DRMフリーであって、自宅にあるNASに購入したデータを置いて、ごろ寝用PCからアクセスしてはパフォーマンスを楽しんでいます。

 イデビアン・クルーが持つポップさは非常に明快で、動きも、こう、真似したくなるというか、特徴的な感があります。9月にある吉祥寺シアターの公演は1公演分のチケットを抑えているものの、もう1公演分抑えるかどうするか。今も思案中。

・イデビアン・クルー
 http://www.idevian.com/
・東京事変
 http://www.emimusic.jp/tokyojihen/index_j.htm


のCD。ビデオクリップは収録されてませんのでご注意を。


OSCAOSCA
東京事変

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2007年08月06日

映画「トランスフォーマー」

 良い意味で非常にコメディテイストなアメリカン映画。ベタベタ感がたまらなく、非常に楽しめた。

 劇場公開は知っていたものの、最終的に行く決め手になったのは大竹まことのラジオでトランスフォーマーのCGについておすぎが、「2001年宇宙の旅」での驚きが「マトリックス」で超え、それを超えたのがトランスフォーマーと評していたから。俄然気になったので調べてみたら4日が劇場公開日。友人1名を誘って、近くの東宝シネマズへと足を運んだ。

 実際観てみると何が良かったと言えば、主人公が良い具合に中二病だったこと。特にヒロインと接触した冒頭のゆで具合はたまりません。コメディな側面では、人間やオートボット(サイバトロン)で特にそれが多く、話の本筋にそれはいらないだろうというアクションや行動が多々。アイツらには気をつけろと行った矢先に全部白状するとか、ある意味でシリアス映画にはなさそうだけど、現実にはありそうなお馬鹿な一面が多数盛り込まれていて、私や友人が持つトランスフォーマーらしさが生きている具合でした。

 気になっていたCGについても、確かにCGには違いないけれど、それでも人間との交錯シーンでもCGっぽい感じがしつこさを与えることがなかった。たまたま数日前にスターウォーズEP3をテレビで観ましたが、現代世界の有無を差し引いても、その違和感は少なかったように思えます。

 作中には主人公を含めて、いま起きている事態をムービーカメラや携帯電話で動画に収めようとするシーンがあったのが印象的。もちろん脚色も入っているのでしょうけど、日本のニュースなどで時折みかける視聴者提供の映像と比べると、事実を淡々と伝えるというより感情が入ってまくし立てるように喋るというのは国民性なのかなぁとか感じてしまった。

 作品自体は非常にベタベタで、ストーリーの厚みを求めるならば評価は低くなりそうですが、そのベタベタさが何より楽しめた要素なんじゃないかなと。最後も最後でシレっとしていたりと、久しぶりに笑える映画をみた感じです。次作も制作が決まっているようで、帰りしなに友人と合体系やらのトランスフォーマーが出てきて欲しいと一致した意見。

http://www.transformers-movie.jp/
タグ:観賞 映画

2007年01月16日

大河ドラマ「風林火山」サウンドトラック

 2006年大河ドラマ「功名が辻」の楽曲を提供した小六禮次郎氏は、以前取り上げたようにゲーム「決戦」シリーズや大河ドラマ「秀吉」の作曲も担当。そうした安心感もあって、功名が辻でも期待通りの楽曲が聴けたという印象でした。

 対して、千住明氏は「日本 映像の20世紀」のテーマ曲の印象が強く、私の中では優しい音色のイメージを持っています(それ以外の楽曲は、氏のオフィシャルサイト参照のこと)。

 そうした中で1月6日から放送が開始された第1回、第2回を視聴してみるとオープニングをはじめ、力強い楽曲が多く、想像していた以上に良い意味で裏切られました。これは俄然サウンドトラックを抑えなければと、チェックしてみるとAmazonに2月28日発売で登録されていたので、早速予約購入です。

 ドラマ自体は、まずは主人公の山本勘助を演じる内野聖陽氏。もっぱらテレビドラマで稀に見かける以外のイメージしかなかったんですが、よく考えたら舞台にも多数出演されているわけで、声の深みが非常に良いです。さらに主人公を取り囲む俳優陣も功名が辻以上に豪華で、レギュラー陣に加え、1回しか出ないにも関わらず、誰もが知っているわけではないけれど、誰かしら知っている役者(ex:きたろう、寺島進)を起用しているあたりに毎回1人笑みを浮かべ続けていたりします。

 強いて言えば、オープニング映像がここ数年の大河ドラマと比較するとあっさりしているのは残念といったところでしょうか。ただ、それを差し引いても初回放送分としては今後の放送に期待が寄せられそうな内容でした。本作の場合、1番の盛り上がりは終盤の川中島に違いなく、大河ドラマでお馴染みの中だるみもなんのその「武田信玄」を見そびれた私としては頑張って視聴していく所存。そういえば、勘助死後の武田家は描かれるんでしょうか。

http://www.nhk.or.jp/taiga/

 
タグ:テレビ 音楽

2006年12月18日

NHK大河ドラマ「功名が辻」

 上川隆也、仲間由紀恵主演。大石静脚本。

 「新選組!」に続いて、ほぼ全話視聴した大河ドラマ。山内一豊と千代夫妻の立身出世を追うよりは、信長や秀吉、家康、光秀、光成といった一豊を取り巻く武将や戦国大名の栄光盛衰を見ていくといった印象が強かった。時代の区切りごとにスポットがあたる武将が非常に分かりやすく、かつ、それらの武将に起用された役者陣も豪勢。一豊=視聴者視点として捉えれば、新鮮と言えば新鮮な作品だった気がする。終盤になって実は六平太(香川照之)が真の主人公ではと思ったのは秘密。

 そうした時代の証人的な役割を果たす作品の中で、スポットがあたった武将に対する掘り下げが所々いまいちだったのは残念だった。信長、秀吉はまだしも、光成や家康は大分ざっくりしていた。光成が豊臣家や淀を思う、という部分の表現は結構面白かったものの、関ヶ原に際しては彼を取り巻く島左近や大谷吉継に関する描写は皆無。

 これは合戦全般に言えることで、番組冒頭で盛り上げていた関ヶ原が一番顕著だった。主たる映像は葵徳川三代で収録した映像の再利用だったし、演出面では真田の足止めによる徳川秀忠の遅参が全く触れられていない。井伊直政や島津義弘親子は出演しても、井伊直政の被弾や島津の陣中突破の描写はなし。井伊直政はその後も怪我の話は一切無く登場し続けたのに、最後になった忽然と姿を消して、家康の側に本多正純が着いたのに理解がいかなかった人も少なくなかったのではないかと思う。

 関ヶ原で追加すると、清洲の家康待ちの演出では、井伊、福島、黒田等々の武将が鎧を着たまま、取っ組み合いをしたのは何かのコスプレショー何じゃないかと苦笑してしまった。非戦闘面と戦闘面の2つに作品をわけると後者を割り切って削除してしまったんでしょうね。一豊が死去したとはいえ、大阪の陣の割愛ぶりも中々素晴らしかったですし、戦闘シーンは非常にスモールパッケージな作品ということだったのかもしれません。ただ、中途半端にするくらいなら、思い切って戦闘シーンをカットして評定や前後の人間関係だけで表現するという大胆な発想に将来繋がる可能性あるとすれば、今作は良い点を残したのかも。

 1月からは内野聖陽、市川亀治郎、Gackt主演による山本勘助主人公の「風林火山」。武田家の大河ドラマというと「武田信玄」が知られていますが、記憶に残っているような残っていないような世代のお子さんなので、ちゃんと見るのは今回が初めて。Gacktワールドによる上杉謙信がどうなるかに期待と不安がよぎりますが(笑)、初回からちゃんと見ていこうと思います。ちなみに音楽は千住明氏。個人的には重厚というより繊細な楽曲のイメージが強いので、大河ドラマでどういった力強い楽曲が聴けるのかというも楽しみです。

功名が辻
http://www.nhk.or.jp/taiga/tsuji/index.html
風林火山
http://www.nhk.or.jp/taiga/index.html

2006年12月15日

NHKスペシャル「ワーキングプアII」

 2006年12月10日放送。7月に放送した「ワーキングプア」に続く特集で、以前の「フリーター漂流」とも連続したシリーズというのが個人的な印象。

 母子家庭、高齢者など複数の事例が取り上げられていた中で、気になったのは北海道で働く姉妹のケース。キーワードを連ねていくと、北海道の給食施設(?)で働く姉妹。姉(23歳)の時給は670円で月収は8万円。2人合わせて16万円。父親と3人暮らしだが、10年前に離婚して以降、父親は鬱の状態が続いており、仕事は難しい状況。

 番組では「毎日8時間働いて、月収は8万円」というナレーションが入りましたが、670円×8時間=5360円。よって、本当に毎日働いているのではなく、月間の労働日数は15日程度と考えるのが妥当でしょう。以前は700円の時給だったそうですが、民間に業務が委託されてから30円の減給。10万円あった賞与もなくなったそうです。

 姉妹揃って同じ職場にいるよりは、他の場所に分散して1日でも労働日数を増やすことで収入拡大を図れるとも考えられます。しかし、番組で紹介された範囲では、在住する町では女性が就ける職が限られているそうで、その条件下では数少ない求人で、そこそこの状況を満たしている職場なのかもしれません。

 ところで、彼女たちが働く北海道の最低賃金は、北海道労働局によれば時給ベースで644円(産業別賃金除く)。これを全国と比較すると、700円を超えている東京都・神奈川県・大阪府は別とすれば、中間に近い時給という感じです。ちなみに1番低いのは、青森県・岩手県・秋田県・沖縄県の610円。

 都市圏(関東/関西/東海)では、リクルートの「タウンワーク」などの無料求人情報誌、それに飲食店やコンビニの入り口にある通り、アルバイト・パートで絞っても、良い悪いは別として職に就ける可能性はあるわけで。こうした面で地域格差が生じているなと思う一方、前回の放送で東京に出てきた青年が住所が確定していないが故に、職に就けない状況もあることを考えると何とも言えない。

 ちなみに最低賃金ベースで、1日8時間、月間15日間を東京(時給719円)で働いた場合、月収は86280円。衣食住のうち、“住”にかかる負担が大きい東京では最低賃金が高いと言えど、この額では当然ながら暮らせそうにありません。

 http://www.nhk.or.jp/special/onair/061210.html

2006年08月16日

劇場版アニメ「ゲド戦記」

 そんなわけで観に行ってきました。

 観賞中に思ったのは、話のテンポが終始一定で上下がなかった点。キーワードを色々散りばめてはいたけれど、それを拾うという作業はなく、あくまでキーワードはキーワードでこちらで昇華してくださいねというスタンスということでしょうか。主要キャラクターは10人をゆうに切っていものの、アクが強いキャラクターがいないので、主人公のアルスですら直ぐには思い出せない。テルーとゲドぐらいか。そらで言えるのは。

 あとこれは仕方がないんでしょうけど、監督は初めてでも、作画と音楽等々がジブリクォリティの布陣を敷いているが故に、いくつか観た過去のジブリ作品と比べてしまう。比べてしまうと、絵の動きが静かとか、良く分からないカット割りが入っていて若干不自然。終盤そのシーン飛ばしますか、というのはちょっと驚いた。

 音楽は単体で聞けば良いんでしょうが、挿入歌の入り方が駄目。挿入歌自体は悪い曲ではないんですが、ゲド戦記歌集を手嶌葵のファーストアルバムとして出すにあたって、ヤマハへの御礼的な点があるという鈴木プロデューサーの発言(J-WAVE 25、6月18日放送)があるだけに、作品と関係ないところで話が進んだ気もしてなりません。

 それで一番いらなかったのは、テナーの家に薬を貰いに行くおばさん2人。対価も払わずに薬をもらっても文句だけたれていだけなのに、このシーンを入れる必要ってあったんでしょうか。もし、人間の卑しさを出すために出しているのであれば、どう考えても深さが足りない。ただ、自分の主張だけを言って満足をしている人を描いているだけ。作中に一番興ざめしたシーンはここですね。

 そんなに悪くないと思ったのにも関わらず、うだうだ書き連ねていくと文句ばかりになったので一晩おいてみました(笑)。ただ、監督経験もなく1作目に起用された人物ですから、無理をせず探り探り作品を描いている印象。だからこそ、ここで持ち上げた人たちに潰されないで他スタジオでも良いから2作目、3作目と続けて欲しいですね。ここで潰すようなら、ジブリのPR部門とそれを取り巻く製作委員会は自分が監督をやれば良いと思う。

 ちなみに本作では陰と陽の表現に影と太陽を多用した印象があります。後半あまりにそれが続いたので、思わず太陽の法を想起してしまったのは秘密。それと、冒頭出てきた行政官の1人が阪脩氏でしたね。ゲド役の菅原分太も悪くはないけど、1番声の印象に残ったのは名もない行政官でした。あと、作画に西尾鉄也氏の名前。

 以上、直前にERを5週分まとめて、トップをねらえ2を5話まで観てしまった関係上、動きが少ない作品に厳しくなってしまった人間の戯れ言でした。

・スタジオジブリ
 http://www.ghibli.jp/

2006年07月17日

劇場版アニメ「時をかける少女」

時かけパンフレット ふと思い立って、公開初日に足を運んだアニメ「時をかける少女」。木曜日ぐらいに上映館を調べはじめたら、東京はテアトル新宿だけの単館上映。入場制限などは嫌だったので、4回目の上映整理券をもらいに12時頃に劇場に行くと、ちょうど2回目との入れ替えで大変な人混み。天候的に土曜日は蒸し暑かったので、階段付近で20分ほど過ごすのは非常に辛かったですが、流石に12時で17時前後の上映引き替えはほとんどいなかったようで、一桁台の整理券に安堵したり。

 相も変わらず、前置きが長くなっておりますが、一言で感想を言えば、久しぶりに全編すっと観ることが出来た作品。実写映画、演劇等をひっくるめて。背景画が素晴らしく、そのせいで引き絵によってはキャラクターの作画との違和感、職業声優じゃない方が多くキャスティングされており、キャラクターによってはそこでも違和感を感じるかもしれませんが、そうした点を踏まえても、足を運んで損はないでしょう。

 そんなわけで帰宅後、友人とのいたストの傍らでヤフー動画で無料配信していた原田知世主演、大林宣彦監督の実写版を視聴し、今日は今日で筒井康隆の原作を取り急ぎ読了させました(^^;

 今作、細田守監督による劇場版アニメですが、設定が現代で、当然携帯電話(主人公はボーダフォン、通話先はauと推測(苦笑))も出てくるし、2ちゃんねる的なアスキーアートも。主人公は東京の高校に通う女子高生の紺野真琴で、原作の主人公・芳山和子と比べると性格は対照的で明るさいっぱいと言った印象。タイムリープが可能になった当初は、バカの一つ覚えのようにどうでも良いことに使いまくる。今思えば、ドラえもんで言うところの野比のび太のようなキャラクターです(笑)。

 そういうわけで、話も全般的に原作を読んで感じた、タイムリープが出来てしまう自分に対するネガティブさという面はほとんどなく、その能力を素直に楽しんでいる主人公の姿が冒頭から中盤にかけて描かれています。中盤以降は、思春期・高校生が主役の作品らしい点をトリガーに物語の核に進んでいくんですが、ここで拙い文章で綴っても仕方がないので、上映館情報をチェックしながら1度足を運んでいただければなと。

 ちなみに今作には芳山和子含め、パンフレットを確認すると原作に関係のある人物名が登場していたりしますが、今作を観れば何となく察しもつくため、原作を知っていれば当然オプション的な楽しみも増えますが、必ずしも原作を知らなくても問題のないという感じです。というのも、上述の通り、ストーリーの大枠を除けば、原作とはまた違う「時をかける少女」になっているのは一目瞭然ですから。

 個人的にこれが舞台だったら、終演後には拍手喝采をしまくっていたでしょうが、舞台挨拶のない回だったので一人こらえておりました。でも、舞台で同様のことをやっていたら、主人公役の女優はタイムリープの演技で軽く何回か首を骨折するでしょうから、無理でしょう(笑)。繰り返しになりますが、東京はテアトル新宿の単館上映ではありますが、公開初日4回目で若干の座席余裕が生まれておりました。まぁどちらにせよ、今後の波及効果があったとしても、当日配布の整理券制を採用している劇場なので前もって整理券を発行して貰えれば、週末でも特に問題なく観賞できるかと思います。

・「時をかける少女」公式サイト
 http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/index.php
・WEBアニメスタイル 「時をかける少女」応援企画ページ
 http://www.style.fm/as/13_special/13_tokikake_main.shtml
・劇場予告編
 http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/index.php?cnts=info#20060404
・ヤフー動画予告(サイズ大きい)
 http://streaming.yahoo.co.jp/c/t/00095/v00213/v0021300000000233461/
・テアトル新宿
 http://www.cinemabox.com/schedule/shinjuku/

  

2006年06月20日

J-WAVE「SOUND OF STUDIO GHIBLI(サウンド オブ スタジオ・ジブリ)」

 「ゲド戦記」の公開も間近ということでプロモーションが徐々に進んでいる模様。18日深夜に放送されたJ-WAVE「SOUND OF STUDIO GHIBLI」では、先日のNHKラジオ第1における監督インタビューとは異なり、司会の山田吾郎とスタジオ・ジブリの鈴木敏夫プロデューサーが音楽をテーマにジブリ作品について対談していくという内容。ジブリがどうして楽曲集を出していくようになっていくかという話も紹介されていました。

 楽曲は「もののけ姫」にはじまり、天空の城のラピュタ「君をのせて」、ゲド戦記の挿入歌「テルーの唄」や歌集収録の「竜」「春の夜に」、そして主題歌「時の唄」という順に紹介。間にはゲド戦記でテルー役を演じる手嶌葵も登場。デモテープも紹介されていました。主題歌は今回初めてメディアにのせたと言うことですが、挿入歌の印象があまりに強かったので大分雰囲気が違うなぁと言うのが正直な感想でしょうか。

 ゲド戦記楽曲に関しては7月12日発売の「ゲド戦記歌集」に収録。このうち、テルーの唄はシングルカットされて500円で先行発売されています。ひょっとしたら歌集とはバージョンが異なるのかもしれませんが、詳細はよく調べてないのでご容赦を(^^;




・スタジオジブリ番組告知
 http://www.ghibli.jp/10info/000592.html
・J-WAVE番組情報
 http://www.j-wave.co.jp/original/jwave25/
・ゲド戦記公式サイト
 http://www.ghibli.jp/ged/

2006年05月06日

そんなことより、NHK「エル・ポポラッチがゆく!!」

 5日にあった亀田兄弟の試合を頑張ってみました。彼らの強さは何となく理解できましたが、TBSが常軌を逸したかのごとく彼らを称え続ける姿勢を貫いていたおかげで強さとともに意味が良く分からない度合いも高まってしまいました。

 良く分かりませんといえば、NHKでこっそり放送されている1分間ミニドラマ「エル・ポポラッチがゆく!!」も良く分かりません。1分ドラマなのに、鹿賀丈史、鈴木京香、的場浩司、温水洋一、南海キャンディーズ・しずちゃんが出演。で、一応シークレットですが主人公のエル・ポポラッチはどう考えてもF田A太。出演者詳細は公式サイトを参照のこと。

 脚本は大宮エリー、音楽はおかもとだいすけ。今のところ5分、5話分まで放送を確認。出演者からして制作費はそれなりに発生していると思われるのに、エピソード単位の放送日時が今ひとつ明らかになっていないのは口コミを期待しているのか。ならば、見事にひっかかっている人間がココにいますが(笑)、せめて放送日におけるエピソードは明らかにしてほしいなぁ。でないと、いつから新エピソードが放送されるか全くわからないし。

・エル・ポポラッチがゆく!!
 http://www.nhk.or.jp/drama/poporazzi/

2006年04月08日

3月のWOWOW視聴状況と、4月の視聴予定メモ

 月額2500円近く払っている身の上、多少まとめて行こうと思う。3月に録画した番組は、以下の通り。ノンスクランブルは除く。

野田地図「贋作・罪と罰」
野田地図「走れメルス」
ラーメンズ「アリス」
PARCO Presents「LAST SHOW」
PARCO Presents「決戦!高田馬場」
ErgoProxy

 合計6作品。ラーメンズとPARCOは未視聴状態ですが、残り3作でも3月は心の予算を達成した感じ。ついでに2月に放送した立川志の輔の落語2番組も満足度が高かったです。

 正直テレビで演劇を観るのはどうだろうと以前は思っていたものの、テレビのサイズも変わったことで観る際の受け方が変わりました。「この贅沢野郎めっ!」と言われたらそこまでですが(笑)、32や26型ワイドぐらいのテレビサイズになれば、演者の表情であったり、劇場ではなかなかチェックが回りきらない衣装も観ることが可能になったりと、劇場だけで得られる臨場感とはまた違うモノが得られるようになると思います。特に腰を据えて視聴した「罪と罰」あたりは、終盤にかけての松たか子の表情、それと序盤の郵便屋の衣装が実は郵便局のマークがモチーフだったことを理解できたのは収穫。

 さて、4月はステージ関係だと放送数ががくっと落ちて

4月23日 / PARCO RICOMOTION Presents「ダブリンの鐘つきカビ人間」
4月28日 / 東宝ミュージカル「ベガーズ・オペラ」

 の2本ぐらい。ただ、5月にはシティボーイズが、6月には笑福亭鶴瓶のスジナシ、労働者Mも放映される模様なのでこちらもチェックしておきたいところです。でも、少しはWOWOWの本流である映画も録画しないといけませんな。

WOWOW
ステージガイド

2006年03月28日

大河ドラマ「功名が辻」サウンドトラック


 功名が辻のサントラが5月10日に発売される模様。以前に触れた感もありますが、今回の大河ドラマの音楽は小六禮次郎氏。

 同氏の楽曲を意識したのはコーエーの決戦で、特に関ヶ原の戦いを舞台にしたシリーズ1作目は今でも良ゲーの一角を占めています。ちなみにWikipediaを見てみると大河ドラマ「秀吉」や、ちょっと変わったところでは「パラソルへんべぇ」の音楽も手がけられたようです。

 功名が辻のストーリー自体は織田時代なのでまた何とも判定がつきにくいですが、小六氏の楽曲がそれを引き締めてくれていると感じている次第。ボーカル曲だろうが、サウンドトラックだろうが聴いていて楽しめる楽曲は良いものです。


・功名が辻
 http://www.nhk.or.jp/taiga/

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