ブロッケンブラッド、水の色 銀の月1巻、090えこといっしょ。1巻、ぽちょむきん4巻、ブラックラグーン5巻、無限の住人8巻、Y十M4巻の7冊。試しに各作品100文字以上を目標に感想を綴ったら、想像以上に日数と時間がかかったので疲れた。だからといって上手くまとめられたことはなく、途中で文体も微妙に変わっている(苦笑)。何事も回数を重ねないと上達しませんね。
ブロッケンブラッド、塩野干支郎次著。干支次郎ではなく、干支郎次です<自分確認用。何となく絵柄でチョイスしたんですが、改めて帯封を読んでみると「魔女っ子なのに男の子!?」という強烈なコピーが踊っていて吹いた。
魔女が迷信化された時代に魔女を信じていたご先祖様の執念によって人工魔女の遺伝子を受け継いだ主人公の守流津健一が、従兄弟の四方田礼奈の手引きで魔女ッ子に嫌々変身して打ち倒していくわけですが、何故か最後はアイドルを目指すストーリー。同人誌初出の読み切りも収録してます。
水の色 銀の月1巻、吉田基已著。元々は「水と銀」というデビュー作品を続編的位置づけの「水の色 銀の月」に合わせて1巻として再発刊したもの。
2浪で美術大に入学したものの、留年して6年の亜藤森は、レインコートを着た少女・桐生星と出会う。亜藤自体は友人から言わせると女癖が悪いらしいが、第4話に「俺の目に映るものはすべて美しい」とあるように自分に来る者はすべて受け入れる人物。亜藤と桐生は第1話で付き合うことになるわけですが、どちらかというとその周りに登場する人物たちの青春群像劇のテーマが重い気がする。
えこといっしょ。1巻、亜桜まる著。冒頭数ページでグラハムベルのイラストが拝める作品。
のではなく、壊れた携帯電話を修理に出したら何故か、携帯電話な“えこ”という女の子がやってきたという少年誌らしいテーマといえばテーマ。講談社では少年シリウスからも「圏外です」という携帯電話の妖精が登場する作品もありますが、えこでは何故擬人化されているのかという説明が1巻ではなかった。今のところ3巻まで出ているらしいので、その辺がどのように説明されていくのか気になるところです。
ぽちょむきん4巻、北道正幸著。未完と言うことで最終巻が今のところ4巻。ゲルニッカー誕生の核心に触れたところで終了というシリアス展開。
実質最終話の第28話は「小松崎茂氏追悼」という題名で、小説に挿絵という形態をとっていて、スチームボーイのエンディングじゃないが、最終話っぽい雰囲気をかもしだしている。うーん、リアルタイムで追ってないから第29話以降があるのかどうか非常に気になる。ぷ〜ねこも良いけど、未完ならばぽちょむきんもたまにはやって欲しいところ。
以上、初巻or終巻。ここからは途中巻なので、そこそこに。
ブラック・ラグーン5巻、広江礼威著。
4巻から続く、ロシアンマフィア「ホテル・モスクワ」と日本のヤクザとの抗争が終章。鷲峰組組長の一人娘・雪緒と鷲峰組に身を投じた松崎銀次の純愛的な要素もある。登場時点で彼女、彼の行く末は見えはしたが、それでもヘンゼルとグレーテル編と比べるとつかの間の休息とまでは行かないけれど重くならない終わり方だと思う。
無限の住人8巻、沙村広明著。
卍はバラバラ、凛は関所越えという巻。話としては第43幕から45幕にかけての凛と関所の役人とのやり取り、そしてその間に挟まれた凛と関所越えを請け負う夫婦の奥さんとのやり取りにハラハラした。
Y十M4巻、せがわまさき作画。
3巻から続く、会津七本槍の新婚夫婦を連れ去る一件。七本槍側も堀の女たちも脱落することなく進んでいるので、お色気シーンはあったが、5巻にあるであろうこの章のクライマックスが、というところで終了。