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2008年02月25日

フキコシ・ソロ・アクト・ライブ「タイトル未定」

@本多劇場

 何度か行こうと思って、行かなかったシリーズ。に、ノミネートしていたフキコシ・ソロ・アクト・ライブに初めて行った。

 座席が最後尾に近い列で、舞台を俯瞰して見渡せる場所に着席。斜面が結構あったので前の人の頭が気になることもなく、ソロライブを初めて観るにはちょうど良い場所だなと思った。

 吹越氏の「はじめます」の発言で始まり、「おわります」で終わったのは新鮮。答えは分かっているけれども、暗転・明転を使った反復のパフォーマンスで惹きつけられ、見えないモノを表現する家族の話で面白さがわかり始める。中盤以降は、ある題目に対して観客も推測する余地が与えられていた。最後の人生を賭けたネタは、前の日程で何度か本当に危なくなっていたんじゃないかと1人想像して笑う。

 ソロなので1時間少々と思いきや、100分近くの公演。ザザザッと進んでいったわけではないけど、気が付けば時間が経っていたという不思議な感覚にとらわれつつ終了。次回公演時期は不明。ただし、アンケート記名で先行予約が可能らしいので、提出して帰宅。

http://www.stage-mura.jp/archives/category/stage/fukikoshi/
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2008年02月18日

パパ・タラフマラ「新パパ・タラフマラの『シンデレラ』」

@ザ・スズナリ

 2006年に上演された「シンデレラ」の改訂版。

 シンデレラ自体は知っているつもりだった。けれど、舞台を観ているうちに、カボチャの馬車のイメージが先行しすぎてネズミがいたことを全く忘れていたのに自分で苦笑。

 2006年9月に初めて観て以来、ダンスカンパニーの公演も観に行くようになったが、それらとはまた違うような不思議な雰囲気を持っていると再確認。どう感じ取るべきか、ところどころ難しいところもあったけれど、約90分程度の時間は実にテンポ良く過ぎていった。

 前回も会場がスズナリだったので比較しきれないけれど、前から押し出されるような音の雰囲気はやっぱり良い。音楽に乗せて歌を歌う部分以外は基本的にダンスや破裂音的な台詞。そういうこともあって時折出てくる台詞のようは台詞は特徴的で思わず笑ってしまう。

 観ながら、やはり2006年版を観ていなかったのは失敗だったなと反省。次回、10月の「ガリバー&スウィフト」、3月の「真夜中にヒツジが音を立て」は忘れずに行きたい。前者は東京グローブ座。

http://www.pappa-tara.com/
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2008年02月04日

「空白に落ちた男」

@ベニサン・ピット

 活動を休止している「水と油」の小野寺修二が作・演出。バレエダンサーの首藤康之氏が主演。音楽はcoba氏。

 普段足を運んでいる演劇、ダンス関連の公演と比べるとチケットは高め。ただ、劇場に入ると額縁のように縁取られた舞台があり、上下左右と全ての空間に細かな美術が施されていて上質な雰囲気。これでコーヒーや紅茶の香りが漂ってきたら、喫茶店と間違って舞台に上がってしまいそうだった。

 台詞らしい台詞はないものの、出演者の身体表現、机や椅子、小物を使った動きで、そのストーリーが読み取れ、ちょっとした動きに思わず笑ってしまったりする。パートパートで流れてくるcoba氏の音楽も良かった。

 パントマイムが主体の公演は10カ月ぶりぐらい。ダンス関連はその間にも色々行ったけれど、また違う種類だなと改めて認識。こう思うと、出演者の「水と油」藤田桃子氏、「CAVA」丸山和彰氏が出演した2007年にあった公演に行かなかったのは失敗だった。

http://ticket.rakuten.co.jp/kuhaku/
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2008年01月29日

岸田國士戯曲賞と近松門左衛門賞

 ちょうど同じ日に発表されたので。

 第52回の岸田賞は五反田団・前田司郎氏の「生きてるものはいないのか」に決まったとのこと。残念ながら未見だけど今度足を運んでみようかな。これもきっかけ。本谷有希子氏の「偏路」と矢内原美邦氏「青ノ鳥」は観た。ただ、後者はもう1つ理解しきれなかったので戯曲が頒布されるようなら読んでみたい。

 http://www.hakusuisha.co.jp/kishida/
 選評はまだみたいですね。

 もう1つ、第3回近松賞。こちらはノーチェックでしたが、角ひろみ氏が受賞(戯曲名「螢の光」)されていたので思わず注目。角氏といえば、主宰されていた「芝居屋坂道ストア」の「あくびと風の威力」東京公演を観に行ったなぁ。阪神大震災を題材にした作品で、その後にNHKラジオで放送されたラジオドラマ版は録音したテープが今も残っているはず。ただやっぱり舞台版の方がせり出してくる力を多分に感じた。

 ざっと調べた範囲では「螢の光」は戯曲のままで上演はされていない様子。近松賞には賞金以外に上演権が付与されるようだから、2011年までには作品が観られるのではと。ただ、尼崎市主催の賞なので東京近郊での公演は難しいかもしれませんね。

http://www.city.amagasaki.hyogo.jp/tikamatu/boshu/index_2.html
タグ:演劇
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2008年01月27日

reset-N「繭」

@シアタートラム

 リーディング公演のようなスタイルで、1時間15分と短い公演だったが非常に密度の濃い内容だった。

 1週前に観たニブロールの折り込みチラシから急遽観劇を決意してチケットを手配。reset-Nは今回が初めてで、Webサイトなどを見ていると主宰の夏井孝裕氏は1年ほど文化庁の留学制度でフランスに渡っていたらしい。公演案内やパンフレット、それに実際の舞台からも外からの日本のようなものを感じさせられた。

 正確に言えば、日本のような日本ではない国が舞台。公演チラシを見返してみると(PDFファイル)、確かに関東や東北、北陸の一部が抜け落ちている地図があり、国旗も少し違う。ただ、役者は日本人と同じような名前を与えられている。

 天皇家、パニック症候群。150年前(明治)と700年前(南北朝時代)。宮殿に住んでいる名前を呼ばれない「あの人」と、外に行ってしまった「人」。蚕と繭。ただ、命をつなぐだけの存在など、幾つか拾い上げるだけでも引き込まれる点が多かった。それに途中から、眼鏡をかけている人、いない人に気がつく。また間に近衛兵(?)による無駄な掛け合いも良かった。「enough」と1人が言ったときは思わず笑ってしまった。

 舞台美術もまるでシンプルで、人数分の椅子と蛍光灯、そして天井につるされた赤い物体。劇場に入り、そのセット具合を見て期待が高まり、それがそのまま公演中にも受けられた。また、左右には音響・効果担当の人物がそのまま座っているのも新鮮だった。

 次回、新作公演は7月。ただし、3月には横浜で「黎明」の再演あり。距離が少し遠いが、気になってしまったのは仕方がないので、他に横浜での予定を見つけて何とか行ってみよう。

http://www.reset-n.org/
http://www.reset-n.org/jp/mayu08/index.html
posted by MEI at 19:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

はえぎわ「勝、新」

@ザ・スズナリ

 その場に留まるのではなく、その先の1歩を踏み込む。1人の男の部屋からはじまり、いくつかのシーンと伏線が終盤に時系列の判明とともに繋がっていく。公演時間は2時間程度だったけれど、反復が過ぎるところもあり、もう少し短くまとめた方が観やすかった気もする。

 「猫のホテル」からいけだしん氏が客演。それに佐藤真弓氏が声の出演。猫のホテル・表現さわやかで何度か拝見しているせいか、いけだ氏の存在感や安定感が非常に大きく感じた。途中、間延びしたような部分もあり、仮に同氏がいなかったら個人的には辛かったかもしれない。

 もう1つ入り込めなかったのは事実。けれど、全体の笑いから脱落するわけでもなかった。「くだらない芝居」と半ば怒り気味に言った観客がいたが、その人の発言に頷くところもある。よく考えると「くだらない」という言葉は判断が難しいところで、馬鹿馬鹿しくて「くだらない」のか、嫌悪感を抱く「くだらない」のか時々に使い方が変わってくる。

 今回は果たして必要だったか分からない下ネタ的な笑いの誘い方もあり、どう「くだらない」を使うかは難しいと思った。


http://www.haegiwa.net/
posted by MEI at 02:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

2008年01月21日

ニブロール「ロミオ OR ジュリエット」

@世田谷パブリックシアター

 F列で6列目と思っていたら、それ以前の列が全部外されていて最前列だった。しかも、サイド席だったので「大音量が気になった」用のスペシャル耳栓が。耳栓を貰った公演は今回が初めてだ。

 公演前にパンフに記載された「No, No Border」という作品イメージを読まなかったのは失敗。ダンスを主体とする作品は、イメージをヒントにダンスを読み解いていくタチなので、公演中に完全に探り探りで観る必要があったのは少しもったいなかった。音量はかなり中央寄りの席だったので、そこまででは無かったです。でもスピーカー真横だったら辛かったかも。

 公演後のアフタートークには、ニブロールの映像・衣装・振付を担当する3氏が登場。ゲストの司会進行のもと、10年目を迎える本作品とそれ以前についてのトークが行なわれる。話を聞いていて思ったのは、10周年を迎えた集大成ではなく、次への変化が本作に含まれていると言うこと。Borderのある場所は絶対的なものではなくて、“ここ”なのか“そこ”なのかが分からない。衣装の矢内原充志氏の発言から本作のヒントが得られたように思う。

 出演者紹介が無かったので、誰が誰なのか今ひとつ明確にならず。ここ何回か観ていたニブロール関連作品に出演していた山本圭祐氏が出演していなかったのは確か。欠かせない存在だなぁと勝手に思っていたので、次作にはまた登場していただきたいところ。

 2008年5月末に桜美林大学で「no direction。」。7月中旬にこまばアゴラ劇場でミクニヤナイハラプロジェクトの演劇公演。no direction。は今一度観たかったので揃って行きたい。

http://www.nibroll.com/
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2008年01月14日

野田地図 第13回公演「キル」

@シアターコクーン

 海外渡航の関係で間があいた。間があいたんので、書こうと思っていたことを少し忘れてしまった...。ただ、本公演は月末にもう1枚チケットを確保しているので、そちらで改めて見直していきたいです。

 1月冒頭の公演は前から2列目&中央寄りという、まさにかぶりつき席。「THE BEE」でもそうだったけれど、この距離からだと役者の表情や使っている小物までじっくり観られるから嬉しい。特に勝村政信の刮目しきった状態での演技シーンでは少し危険な様相を感じたり、ツバがコチラに降りかからんとしたこともあった。また、劇中に登場するパンフレットも表紙がキチンと作られていたり、今回のシューズは女性モノが多く、少し動き付けるのが大変そうだなぁなんて(確か、「贋作・罪と罰」はスポーツシューズだった)。

 主演の2人がどういう結果になるか少し不安を抱いていたけれど、そこまでではなかった。これについては、月末の公演を観て改めて。逆に小林勝也の動きが少し辛そうだった印象を受けた。動きのある芝居だからというより、少し体調が悪いのか足を痛めたのか、そういう感じ。

 余談ですが、舞台も終盤になって、同じようなポイントを持った作品を思い出した。それは「CLOTH ROAD」という倉田英之原作、okama作画によるコミックで、同じようにデザイナーとモデルが登場し、ブランド間で「WAR-KING」と呼ばれる勝負を行なっている。また、主人公のデザイナーとモデルは姉弟、そして父親との対立もある。

 ポイントだけ拾っていくと類似した作品だと思われますが、実ストーリー展開は異なり、十二分に楽しめる作品。1巻の旅立ちにあたる描写では少し涙腺がゆるんでしまった。とりあえず、気になった方は是非読んでみることをオススメします。

http://www.nodamap.com/02kiru/top.html



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志の輔らくご in PARCO 2008

@パルコ劇場

 2007年に続いて2度目。前回、会員登録をしていたこともあって、条件は厳しいが申込者全員にチケットを用意する先行販売で無事チケットを入手。年齢層が幅広い公演で、下手に先着電話よりもフラストレーションが貯まらなくて良し。販売サイドは作業に手間がかかりそうだけど、実に有り難いシステムでした。

 演目は新作落語「異議なし」と古典落語「抜け雀」が第1部、新作落語「歓喜の歌」が第2部の約3時間程度の内容。「異議なし」以外はWOWOWの放送で視聴済みだったけれど、少し長めだったのかな。と思っていると、会期数日目で客の反応を伺っているのではないかと、招待した父の弁。

 「歓喜の歌」のギミックの関係で、その他2つの演目後のギミックがなかったのは少し残念。でも、合間に人の反応を見る小咄を連続して見られたのは良かった。また来年も来よう。

http://www.shinosuke.com/
http://www.parco-play.com/web/page/information/shinosuke2008/

union: 志の輔らくご in PARCO 2007
http://meza.seesaa.net/article/30971181.html
posted by MEI at 03:23 | Comment(0) | TrackBack(1) | 演劇・芸術

2007年12月25日

HARAJUKU PERFORMANCE +(Plus)

@ラフォーレミュージアム原宿

 ダンス、音楽を中心に総勢11組の作品を一挙に観られるという贅沢なイベント。イベントが終わった後に「これで前売り3500円とは実に贅沢だなぁ」としみじみ思った。

 以下、各パフォーマーごとの簡単な感想メモ。23日昼公演なので、22日オンリーのドラびでおは観れていません。キュレーターは桜井圭介氏。

宇治野宗輝×ASA-CHANG「朝夕J」
:開場段階から既にパフォーマンスが始まっていた。それぞれ個別のアーティストで、ちょっと足を運んでみたいと思った。

contact Gonzo「痛みの哲学 接触の技法『damaged sons on border』」
:1番難解だった。直後に見直した公演チラシに、セレノグラフィカのコラボレーターの人が参加していたので少し納得。セレノグラフィカはもう1回チャレンジしないとなぁ。そういえば入場時にも階段で何かやっていたような。

Off Nibroll「Public=un+public vol.2」
:今回のイベントはOff Nibrollをきっかけに足を運んだ。パフォーマンスも楽しめたけれど、何よりこのきっかけをくれたことに感謝したい。

ストロングマシン2号「ストロングマシン2号メドレー」
:小学生らしい。ロボットダンスは上手かったけど、他のパフォーマーと比べてしまうともう1つ突き抜けたものが欲しかったかも。でも、まだ小学生なので将来に期待。

五月女ケイ子×ボクデス「メカデス」
:そのアニメが素材で怒られないのだろうか、と思った(笑)。そういえば、五月女ケイ子をリアルで観るのが今回が初めてだった。そして1時間後に2度目になる。

泉太郎×山賀ざくろ「天使の誘惑」
:ライン入力をしくじって冒頭映像が出ないという「やっちゃった」にやられた。

康本雅子「Anter-Hunter?」
:去年に観たWOWOWの特別番組(未だに再放送してる!)での初見から2度目の拝見。時間は10分台だったので次の本公演を観たい。

ボクデス(小浜正寛)「紙とロック with peace」
:今回1番の収穫はボクデス。メカデスでクッと引かれて、紙とロックで一気に持ってかれた。映像と音楽が上手く組み合わさっていて実に良かった。

男子はだまってなさいよ!「キムジョンイルショー」
:題名からして異色で、出演者が登場した段階で違う方向で1番になった(笑)。作・演出はシティボーイズミックスの細川徹氏。次回公演は来年末。今までスルーしていたけれど、1度足を運んでみよう。

KELKINOKO「KELKINOKOの完璧なお掃除の仕方」
:珍しいキノコ舞踏団とKELのスペシャルユニット。KELの人が英語やフランス語のようなフレーズを混ぜ合わせながら話していたので、一体どこの人なんだろうと思ったらスウェーデンのパフォーマンスグループなんですね。今回のパフォーマンスは、サラリーマンNEOのサラリーマン体操のよう。

Chim↑Pom「BLACK OF DEATH」
:ロビーなどでの展示出展。入場時にカラスの音声が何かと思ったら、そういうことだったらしい。

 1つ残念だったのは、幾つかのパフォーマンスの中で、控え室らしき所からひょこり出てきた関係者らしき集団が1番盛り上がっていたこと。あまりに騒がしくて、1つの公演は完全にしらけた。それでいて自分の関係するパフォーマーの演技が終わったらいなくなるのはどうかと思う。

HARAJUKU PERFORMANCE +(Plus)
http://precog-jp.net/hpp/
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劇団、本谷有希子公演「偏路」

@紀伊國屋ホール

 観劇中に思った、どうでも良いツッコミ。「ジーンズメイトは四国にはない」ということ。

 演劇を夢見て東京に上京したものの、夢半ばで挫折して実家へ帰ろうと父に打ち明けようとする長女。長女に対して自分と妻、それに次女が振り回されていると思っている父という構図から始まり。舞台は父が愛好する遍路のルート上にある親戚の家。

 最初から最後までスムーズに観れた。6月に観た「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」では男性が軸と見せかけて、実は女性が軸だったという自己結論に至るまで時間を要したのに比べ、今回は馬渕英俚可演じる主人公が軸のまま進んで行ったからなんだと思う。

 主人公だけの感情表現に集中するのではなく、そのトリガーになった父親。それに親戚の友好関係の微妙なバランスというのは日常生活で誰もが直面する所で、その部分はうなずく部分が多かった。この微妙なバランスがあるから親戚関係は何とかなるもので、このバランスが脆くも崩れると昨今報じられているようなことになりかねない。劇中にあった「親戚間でお金のやり取りはいけいない」的な発言は、その点を踏まえているのかもしれない。

 台詞の中で、無理に役者に話させなくても良いんじゃないかという部分があったが、実はそうした部分も特徴の1つなのではと今回の公演で感じた。こうしたスタイルが自分に合うかどうかはもう1つ判断がつかないので、次回の公演で継続していくか判断するつもり。

union: 劇団、本谷有希子「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」
http://meza.seesaa.net/article/45155876.html
posted by MEI at 02:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

2007年11月26日

劇団桟敷童子「博多湾岸台風小僧」「しゃんしゃん影法師」

@吉祥寺シアター

 吉祥寺シアターでの連続上映作品。副題は順に「泣イテ、騒イデ…彼岸花」「ホラ、影ガ泣イテイルヨ」。

 博多湾岸台風小僧はマッチ工場を逃げ出した女工達と下層地区に住む人々を、しゃんしゃん影法師は山村での神隠しを題材にした作品。ここ数年の中で自分が観ていた作品とはラインの違うところで、また新しいものに出会えた満足感が何より大きいところでしょうか。

 どちらも過去に日本が辿った道にあると言えそうな作品で、観ていて息が詰まる部分もあったけれど、生々しいというか、良い意味での人間臭さがたまらなかった。前者で言えば、その生まれが故に差別を受ける人々や、女工を連れ戻す工場からの戻し屋。後者では、神隠しを受けた人間、神隠しによって家族を失った人間の喪失感、そして村社会にある一族の体面という重しなど。

 また興味深かったのは、吉祥寺シアターの1階階段からすでに劇団の美術の手が加わっていた点。笹や木が無数に備えられていて、劇場自体もそれを覆うように演出が施されていた。そのせいあってか、舞台が進行するに連れ、観る側も何か舞台側に巻き込まれていくような感覚も受けた。

 当日配布されたしゃんしゃん影法師の公演案内を読むと、これが劇団の中で1番静かな作品らしい。けれど、連続2本目の私としては動を強く感じる芝居だった。これが静なら果たして1番の動は一体どういった内容なのかと気になってしまう。

 次回公演は2008年1月に「泥花」、11月に「黄金の猿」。1月は志の輔落語の日程も決まったのでスケジュールを調整しながら前売りを確保しておこう。

劇団桟敷童子
http://www8.plala.or.jp/s-douji/
posted by MEI at 23:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

2007年11月12日

表現・さわやか「ポエム」

@下北沢駅前劇場

 客演の佐藤貴史演じる片岡が、同じく客演・柳沢なな演じるミミに対する片思いというか偏愛を描いた話。基本はそうですけど、ほとんどその印象が残らないままナンセンスに進んでいった(笑)。

 前回の「そこそこ黒の男」でも感じましたが、これを演劇に括ると微妙で、逆にシティボーイズのような方向を持った作品だと捉えると個人的に整理ができます。シティボーイズから少し足は遠のいてますが、こういう型で素直に楽しめる作品を探すのは難しそうなので、やはり後から考える上で足を運んでいきたいなと。WOWOWで観た「モーゴの人々」も楽しかったし。

 本作自体はやはり基本ストーリーをベースにしたコントの連続というイメージで、片岡というよりも、ななが実際交際していた野茂(岩本靖輝)の周囲にいる人間模様が楽しめた。「新ネタできたの?」は、アドリブだったのか台本通りだったのか今も気になるところ。また、過去作品から連続したコントが確認できたので今後へのメモ書き。LONG BIG長井大、時報三兄弟。ひょっとしたらマッスルショーも去年の山崎春のパン祭的な系譜にあるのかもしれない。

 オープニングに使用された楽曲。実は去年も気になっていたんですが、この1年でPerfumeやMEGで中田ヤスタカ音楽を知ったことで、「これは中田ヤスタカなんじゃないか」と。とりあえず、PerfumeをAmazon発注かけましたが、どうやらcapsuleの「jelly」が使われていたっぽい(黒の男か、ポエムのどちらかは自信ありませんが。)。それ以外にも聴いたことのある楽曲が何曲か。既存楽曲を使っているから、映像作品として表舞台に出るのは厳しそうかな。

 前回公演の「そこそこ黒の男」と違って、恐らく全席が指定席。狭いと言えば狭いけれど、前方に詰め込むだけ詰め込んでいた自由席がなかった分、前回ほどは圧迫感が無かった気もします。それと、当日席と思われるK列をF列とG列に挟み込んで、開演直前時スペースを作り上げていたのは面白かった。

 次回公演は2008年11月。その前の5月には猫のホテル「けんか哀歌(仮)」が本多劇場にて公演予定。

union: 表現・さわやか「そこそこ黒の男」
http://meza.seesaa.net/article/28213260.html

http://h-sawayaka.com/

「jelly」のリミックスバージョンを収録。iTunes(リンク)でも販売されているのでチェックされるのも吉。


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購入が保留状態だったものの、本公演経由で購入を決定。相変わらず決断タイミングが変な私。


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posted by MEI at 01:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

日本科学未来館「地下展 UNDERGROUND-空想と科学がもたらす闇の冒険」

日本科学未来館@日本科学未来館。2008年1月28日までの企画展。入場料は900円。

 通勤に使っている都営地下鉄の車内広告を観ていると、オレンジを背景にマンホールというデザインだったのが「地下展」の案内。そのデザインから勝手にマンホールから広がる地下構造物の展示かと思ったものの、そうではなく生命から地球凍結、放射性廃棄物の地層処分などというように地下全般を取り扱ったものでした。

 展示ゾーンはプロローグエリアを除けば、ほとんど発泡スチロールで構造物が作り上げられていて、地下の雰囲気を充分に出すために間接照明など明るさはできるだけ抑えられていた印象。全般を取り扱っているため、1つ1つの情報を深掘りして提示するまでには至っていなかったのは仕方ないところでしょうか。

 会場が暗い一方で、説明パネルが少し分かりにくい場所にあったり、あっても文字サイズが小さく、行ったときのように空いていれば良いですが混雑時にはフラストレーションがたまりそう。地下の不親切さを表現しているのであれば、見事にその思惑にはまったとも言えますが。

 次回があるのであれば、地下の中でもテーマを絞って開催してもらえると興味が深められそうです。ただ、日本科学未来館自体にはドームシアターやインターネット物理モデルなど、閉場30分前から足早に確認しただけでもチェックしたい部分が非常に多かったので、近いうちに常設展をしっかり堪能しに行きたい。

・企画展 地下展 UNDERGROUND-空想と科学がもたらす闇の冒険
http://www.miraikan.jst.go.jp/j/event/2007/0922_plan_01.html
・日本科学未来館
http://www.miraikan.jst.go.jp/
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2007年11月06日

維新派「nostalgia <彼>と旅をする20世紀三部作 #1」

@彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

 2004年に行くつもりで宿まで手配した大阪屋外公演「キートン」が台風で休演してしまったため、実際に観るのは2003年の新国立「ノクターン」以来。ただ、NHK教育が放送した「ナツノトビラ」を見たので回数的には3回目。

 あまり事前情報を入れないで足を運んだこともあり、さぁログを残そうと思った今になって特設ページがあることを知る(苦笑)。

特設ページ
http://www.ishinha.com/nostalgia/SP/index.htm
 移民船に乗ってブラジルへと渡った日本人少年とポルトガル人の少女、それに先住民の少年が出会い、旅をし、成長した数十年後までが描かれていた。間には移民排斥運動の描写もあり、それが以前に観た劇団四季「李香蘭」で感じた雰囲気と時代性という面で似ているという感覚を受けた。

 初めて観たノクターンはその雰囲気に圧倒されたため細かい所まで目がいかなかったけれど、今回は少し慣れというか、余裕があったので色々と見ることが出来た。衣装や舞台美術の面で全体的にモノトーン調の雰囲気が漂う中で、赤や黒、白といった色が一際印象に残った。もちろん、それはキーになる登場人物なんだけれど、こんなに鮮やかな色だったんだなぁと。上流階級層の衣装あたりは、白塗りの顔を含めて何かゴスロリ系の人にも人気を呼びそうだとか、どうでも良いことも思ってしまった。

 特設ページのインタビューでも松本氏が言及していますが、今回は映像が多用されていて、中盤の中南米の地名を現わすシーンあたりが特に良かった。単になぞっていくだけで想像力がかき立てられるというか、そんな感じ。それと、「彼」の存在は最初良く分からなかったけれど、やはりインタビューを読んでその存在の意味が少し分かった。

 最後にはアメリカへと渡るような描写があった。これは第2部がアメリカということになるんだろうか。散り散りになった彼、彼女らはどうなったんだろうか、確かに最後まで観たんだけれど、成長した少年の最期の印象が強すぎたため少し記憶が飛び気味。そのうち、どこかで放送してくれると再確認できて有り難いです。

 ちょっと残念だったのは演者の動きが所々でまとまっていなかったところ。埼玉公演は3日間4公演で、夏にあった大阪公演(13日間12公演、休演日含む)とは日程的に離れているし、再練習期間を考えても仕方がないのかなとは思うものの、やはり残念な点ではあります。

 asahi.comの記事を読む限り、第2部は野外劇らしい。野外劇となると上映地区は限られてしまいそうだけれど是非観に行きたいところ。

asahi.com:劇団「維新派」が新作「ノスタルジア」 移民らの歩み点描
http://www.asahi.com/culture/stage/theater/TKY200710270147.html
 上演後、物販コーナーにてナツノトビラ、ノクターンのサントラ、それにナツノトビラのパンフレットを購入。本作のパンフレットは要望があれば対応するかも、ということらしい。

http://www.ishinha.com/
posted by MEI at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

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