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2007年11月04日

KKP「#5 TAKEOFF〜ライト三兄弟〜」

@天王洲銀河劇場

 ラーメンズの小林賢太郎が作・演出する演劇プロジェクト。ラーメンズ自体の公演は映像作品のみで実際に足を運ぶ機会に恵まれなかったので、そういう意味では初めて一方とは言えラーメンズを観ることができた。

 ストーリー自体は非常にシンプルで、舞台で表現された内容を裏読みせずにそのまま受け入れれば良いという感じだった。逆にDVDやWOWOW放送で観たラーメンズの、特に「アリス」で感じたような引き込まれるようなものはなかったように思う。収穫点を挙げるのならば、小林氏の演技で時折ラーメンズらしさを観られた点ぐらいでしょうか。

 そういう意味ではやはりラーメンズの公演は一度行ってみたいなと。KKPはもう1度ぐらい観て判断したいです。
posted by MEI at 23:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

2007年10月07日

遊園地再生事業団「ニュータウン入口」

@シアタートラム

 準備公演で「または私はいかにして心配するのをやめニュータウンを愛し土地の購入をきめたか」のサブタイトルが付加された。のをメモするのを忘れていた。

 本公演にて参加の若松武史氏に加えて、カメラマン役が新たに追加されていた。森下スタジオで観た2回のプレビュー公演と比べて、カメラマンがストーリーのガイド役というか、節々で他の登場人物にインタビューのようなことを行なっていた。

 それはこちら側の視点に立ったものなのか、それとは違うものなのか最後まで掴めなかった。若松氏演じるFも過去2回の陰鬱とした怪しさから、あっけらかんとした怪しさへと変化していた。また、アンティゴネ/イスメネ兄弟と並んで話の中心だと感じていた根本夫妻は、カメラマンという新たな登場人物によって立ち回りがプレビュー2公演から変化したように思う。

 これの意味するところは何だろう。少なくともプレビューでは、夫妻揃って素直に受け入れるということはなかったと思うのですが。それに妻のあっけらかんさは、少し無くなっていたようにも感じる。これまで2回見てきたことでストーリーの全体を掴んでいた気になっていたが、本公演を観てそうではなかったことを反省。終盤に追加された映像を見て、何とかついていくのが精一杯だった。

 いずれNHKで放送されるらしいので、その際にまた改めて考えてみよう。

 公演時間は2時間20分と、リーディングと比べても増えた。このぐらいの時間だと、シアタートラムの木製椅子では少しきつかった。

遊園地再生事業団
http://u-ench.com/
ニュータウン入口
http://u-ench.com/newtown/index.html

遊園地再生事業団「ニュータウン入口」リーディング公演
http://meza.seesaa.net/article/39626918.html
遊園地再生事業団「ニュータウン入口」準備公演
http://meza.seesaa.net/article/46405147.html
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2007年09月24日

ミクニヤナイハラプロジェクト Vol.3「青ノ鳥」

@吉祥寺シアター

 ニブロールの矢内原氏による演劇第2弾。あまり調べないまま劇場に足を運んだので、演劇要素が強いと知ったのは開演後暫く経ってからだったり...。

 舞台はどこか森の奥の方にある生物研究所。植物あり、昆虫あり、動物あり、ほ乳類ありと色々な研究者が登場していた。台詞のテンポが非常に速く、マイクを使ったと思った囁きもあったと思えば、これでもかという絶叫、そしてダンスとめまぐるしい速度ではないけれど、ふと時計に目をやると一気に時間が進んでいたりと何とも不思議なことに。

 アフタートークのゲストは、音楽を担当した桜井圭介氏と、アニメーションを担当した松本力氏。松本氏の不思議な雰囲気に和みながらも、観劇中に思ったことの幾つかを矢内原氏が触れてくれたので幾らか理解ができた。本当は追加で足を運ぶと理解も進みそうですが、ちょっと厳しそうなのは残念。そういえば、足を運んだ23日夜公演では矢内原氏が出てきたんだけど、実は今日からだったらしい。舞台は毎日変化すると、リアルに感じた瞬間。

 そして帰り際に3月に足を運んだ「no direction」のサウンドトラック2種を購入。3月時点ではスルーしていたけど、オープニングとかを改めて聴きたかったので買えて良かった。「何かに使ってやってください」とおまけに青ノ鳥ステッカーも貰った。

 次回は2008年1月、ニブロール新作公演「ロミオ or ジュリエット」。世田谷パブリックシアターにて。

http://www.nibroll.com/
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2007年09月17日

イデビアン・クルー「政治的」

@吉祥寺シアター

 昨年の世田谷パブリックシアター「補欠」から1年ぶりの公演。その内容は補欠とはまた違った印象だった。

 公演名自体は遅くとも年明けには告知されていたものの、公演タイミングとしては実に絶妙なタイミング。そして私の手には週刊現代が。覚えてますか、週刊現代。真偽別として相続税の取材記事が掲載された号です。直前に事務所が警告出して以降は、面白いように他の政治系メディアが取り上げなくなりましたが。彼はまだ入院してますね。良いなぁ。

 さておき。劇場に入ってみると、2つのオフィススペースが中央を境に設けられていて、片方のスペースは客席に向かって傾斜、もう片方は舞台奥手に向かって軽く傾斜がかかっていた。折り込みパンフには図面が書かれているので、そうするとこちらから見えない場所も分かるのだけれど、その上に書かれているキャスト表もダンサーが初期に登場するオフィススペースにおける序列順なのかもしれない。

 そんな訳で、舞台は会社における政治的なイメージ(だと思う)。上司に同僚、それに部下がいれば、好き嫌い、擦り寄り、追い落としがその強弱問わず出てくるというもの。左オフィスは女性が、右オフィスが男性が役職が高そうで、舞台進行も基本的には左右同時に進んでいく。最初のうちは補欠で印象に残ったダンサーがいる左オフィスをみていたのだけれど、途中から右オフィスが気になってしようがないシーンが多発して、左右をいったりきたり。それに今回はささやき声ながら台詞が結構あったので聴覚も頑張った。

 中盤後半になると何故か歌謡ショー的なシーン。しかも、歌い手の声量が凄く良く、演出の“らしさ”も非常に良かった。終盤では直前に流れていたBGMをダンスのステップや体から生じる音で再現するシーンも。裸足で、恐らく板張りの舞台でダンスをするというのは素人の私からは大変な耐久力が必要だと思うのですが、それに加えてBGMを音で表現するというのは非常に驚かされた。最初、無音状態で何をしているのか分からなかったので、それを理解したときの驚きは何ともしがたいもの。

 次回公演は2008年8月、世田谷パブリックシアターで。その前には井手氏が出演する公演などもあるので、こちらも都合が合えばチェックしていこう。

イデビアン・クルー
http://www.idevian.com/
posted by MEI at 23:17 | Comment(1) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

2007年07月29日

NODA・MAP番外公演「THE BEE」ロンドンバージョン

@シアタートラム

 7月頭に観た日本バージョンに続いて、ロンドンバージョンを観劇。2回行くハズだったものの、最終的に元々割り当てていた家族がいけるようになったため、1回のみに。奪い取ってでも2回観るべきだった。

 舞台は日本バージョンとは違っていて、マジックミラーを利用して井戸と小古呂妻&子供がいる「こちら側」と、百百山警部やマスコミがいる「あちら側」が視覚的に交差するような演出が施されていた。大元のストーリー自体はほとんど同じだけれど、ロンドンバージョンは日本版よりも細かな部分が多少取り除かれている感じがした。また、性的な描写も英国と日本の違いもあってか、猥褻というよりは象徴的、ストーリーにおける形式的な印象を受けた。

 逆に前半部分では、普段見慣れない外国人キャストによる英語劇だけあって、顔に表われる表情が楽しい。もちろん、日本語劇でも表情に重きを置いた芝居もあるのだろうけれど、外国人の表情表現はまた違うということもあって思わず見入って何度か笑ってしまった。

 井戸が豹変する後半パートでは、紙越しの照明で百百山警部のシルエットだけが出ていた日本バージョンと違い、マジックミラーで彼の姿がみえるような演出。重さ、という面では日本バージョンの方が勝っていると思ったが、百百山警部が届ける封筒の音、そしてそれを確認するキャサリン・ハンター演ずる井戸の苦悩と壊れていく精神はロンドン版がより重きをなしていた。

 野田秀樹が井戸役を演じた日本版では、ここまで苦悩の表現はなく、豹変した直後から少し壊れたように、その行為を繰り返す姿に痛々しさが感じられた。ロンドン版では小古呂の妻役を演じているが、何というか、歌舞伎の女形を観ているような印象だった。ただ、やはりその演技している表情を観ると、言葉を出さずとも突き刺さるものがあった。

 英語劇に果たしてついていけるかと不安はあったものの、日本語字幕があるという安心感からか、比較的にスムーズに観劇することができた。細かい心理描写、まくしたてるような場面では聴き取ることはできないけれど、ほとんどの台詞自体はそれほど難しい単語は使われていなかったように思う。おかげで、観劇中の半分ぐらいは字幕に頼るor字幕で台詞を補助理解することなく過ごせた。

 観劇の数日前には原作である筒井康隆の「毟りあい」も読了。野田版のBEEとは違い、蜂などはでてこないけれど、舞台となった1970年代頃(少なくとも舞台はこの時代設定)と現在を比べても、事件報道におけるマスコミの演出性というのがあったのだなと思うと少し虚しくなる。

 舞台で使われた楽曲、どこかで聴いたことがあると思ったら「伊集院光選曲 おバ歌謡」に収録されている「剣の舞」日本語版だった。開演前にもアルバム収録曲が流れていて、不思議そうな顔をしている観客の中に、それを察する観客(自分含め)もいて、何故、そのアルバムをチョイスしたのだろうかと思うのでした。

 ちなみにパンフレットの野田氏と筒井氏の対談の中に、涼宮ハルヒと文学、演劇に関する言及があって興味深かった。否定はしていないけれど、かといって全肯定しているわけではなく、現在における両分野への懸念を持っているというような内容です。

買おうかどうしようか悩んでいたけれど、やはり買おうかな。


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「毟りあい」以外も徐々に読み進め中。


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2007年07月15日

珍しいキノコ舞踊団「あなたの寝顔をなでてみる。」

 @吉祥寺シアター

 前寄り列の見切れ席に座ってしまい、もう一つ公演に集中できなかった。以前にも書いたけれど、やはり座席手前側の舞台での演技は1列目を除いた前数列は脚部が見切れてしまう気がします。もう少し後ろ側の席に座れれば違うかもしれないけれど、大体は指定席だと思われるので運に頼るしかない。

 公演自体は初めてのキノコということもあって、こういうものなのかなという感想が素直なところ。重さや沈黙性というよりも、ポップな印象が強い感じです。それと、タイトルが舞台に表出してくるのが今まで観たコンテンポラリダンスとは少し違っていたので、その辺の先入観は次回公演に足を運ぶ際は改めたいです。

珍しいキノコ舞踊団
http://www.strangekinoko.com/
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2007年07月09日

NODA・MAP番外公演「THE BEE」日本バージョン

@シアタートラム

 公演パンフレットの野田氏の紹介文を読むと、前回シアタートラムでやった「農業少女」以来の番外公演だそう。農業少女は2000年の公演、そこから7年ぶりという形になるらしい。

 公演時間は約70分ほどと、最近の通常公演と比較すると50〜60分ほど短い。筒井康隆氏の「毟りあい」を原作に、妻と息子を人質に脱走犯が立てこもった家の主・サラリーマンの井戸が話の軸。普通であることを良しとし、普通であることを心がけていた井戸が妻と息子を人質に取られた“普通の被害者像”を演じられなくなったことで歪みが生じる。

 前半は井戸と警察、群がるマスコミ、マスコミの先にいる聴衆のイメージが広がったが、後半になるにつれて異様な展開になる。井戸と逃亡犯・小古呂との異常なやり取りが速度感をますどころか、逆に日常のやり取りの一部に組み込まれていってしまうことに恐ろしさを感じた。野田氏がパンフレットで後味が悪いと予告していたように、確かに後味は悪い。ただ、その後味の悪さは自分のどこから生じているのかは、もう少し考える必要がありそう。

 7月半ばからは英語バージョン。野田氏とはいえ、英語バージョンは完売に至っておらず、3回目のカーテンコールで英語公演の告知を行なっていた。私はといえば、ぴあの日本/英語セット先行のため、英語バージョンは2回行くことに。日本語字幕がつくとはいえ、1回で理解しきれないところもあるので今思えば2回行けるのは最善だったかなと思う。

 次回本公演は「キル」。2007年12月〜2008年1月まで。主演は妻夫木聡と広末涼子。広末涼子は舞台経験があるけど、妻夫木聡はきいたことがないので少し不透明。

野田地図
http://www.nodamap.com/
THE BEE
http://www.nodamap.com/02thebee2/gaiyou.htm

「毟りあい」を収録している現在入手可能な文庫。


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2007年07月02日

遊園地再生事業団「ニュータウン入口」準備公演

@森下スタジオ

 4月のリーディング公演に続く、プレビュー公演の2回目。リーディング公演から台本の変更は行なわれなかったそうで、代わりに映像表現などが加えられていた。

 舞台とその裏手に分けたためか、舞台スペースがリーディング公演から半分ぐらいになっていたのが会場に入った直後の印象。しきりの幕はスクリーンを兼ねていて、裏手やそれ以外で撮影した映像がライブで映し出されていた。

 ストーリー自体は台本が変わっていないため、新しいと感じるところはなかったが、演出には当然手が加えられていて、日本語以外の言語や自動販売機から飛び出してくるアクションなどが入っていた。日本語、英語、ハングルとあって、ハングルを話す人物は在日3世ということでネイティブに近い話し方だった。アフタートークにも登場していて、小中高と朝鮮学校の授業で学び、その後、韓国の大学に留学していたそう。もちろん、学校の環境もあるけれど、小学校から英語教育を取り入れるにあたって、こうした所から方法論を学ぶことで何か得るものがあるんじゃないかなとか思った。

 話を戻して。今回の公演は、簡単な所作と台詞だけのリーディング公演と比べると、少し全体的な印象の深さは個人的には感じなかった。お話自体は興味をそそるのだけれど、リーディング公演で感じた日本ダンス協会と夫婦の関係が特に。なにか、悩むことなく転じてしまったという感覚を受けた。それと終演時に役者が終わりを宣言しないと終わったかどうか分からないというのは、やはり準備公演なのだなということでしょうか。最後には森下スタジオの外に出た映像に切り替わってしまうので、拍手のしどころがもう少し分からなかった。

 でも、こうして本公演に繋がる準備を見られるのは色々と勉強になる。お金の話をするのはどうかと思うけど、こうした場に1800円でいられるというのは大変に贅沢なことなだと。

 そうそう、7月2日に宮沢章夫氏のノイズ理論が発売することがアフタートークでも紹介されていた。Amazonで予約受付中ということで、アクセスしたら出荷まで「2〜3日」と表記が改められていた。これではプライム会員の意味がないので、今暫く沈黙ののち注文しよう。

遊園地再生事業団
http://u-ench.com/
ニュータウン入口
http://u-ench.com/newtown/index.html



東京大学「ノイズ文化論」講義東京大学「ノイズ文化論」講義
宮沢章夫

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2007年06月18日

劇団、本谷有希子「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」

@吉祥寺シアター

 去年5月に観に行った「密室彼女」以来。休園状態の遊園地に同じ髪型、洋服、立ち振る舞いをしている4人の女性と、その上に立つ1人の男(トシロー)という状況下の話で、過去に上演した作品を改訂した作品。

 密室彼女と比べると、そこまで複雑ではなかったと感じた。逆に、どこに軸を置いていたのかが分からなかった気がする。トシローがネット越しで恋したユク、それにトシローの世話をする縞子の3人が軸になるとは思うのだけれども、観覧車でユクが閉じこめられて、縞子がトシローの世話を至るまでの説明が少し弱かった。そのシーンを考えると、縞子が結果としてトシローを、ユクを遊園地に閉じこめている、閉じこめてしまったのではないかなと思うけど(=縞子が主軸)、明確or暗に提示されたわけではないので消化不良気味。

 出演者としては、やはり密室彼女に出ていた吉本菜穂子、それにノゾエ征爾が印象に残った。トシロー役の高橋一生は「風林火山」で知っていたけれど、175cmの身長と比較して舞台に出た印象は少し小さい感じだった。

 次回公演は2007年12月。紀伊國屋ホールにて「遍路(仮)」。

 今日のチラシ。innerchild、コンドルズ、維新派、イデビアンクルー、拙者ムニエルを確保。維新派はS席5000円と余り高くなかったので、昼夜公演で2回くらい観ておこうかしら。

http://www.motoyayukiko.com/
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2007年06月04日

双数姉妹「チューブラルーム」

 @THEATER/TOPS

 双数姉妹2回目の観劇。オーディションで選んだ7人の劇団員候補と、正所属の5人が出演。舞台装置が特徴的で、ハムスターの飼育で使うような「回し車」風の部屋が作られていた。「まさか、動くんじゃ…」と思っていたら、本当に回転した。歩く・走る・引き返す、回されると動きのバリエーションが広がっていて楽しい。でも、座席が端気味だったので少し見切れてしまったのは残念。

 「作風の異なる3つの物語が入り交じり……」と公演チラシにあり、完全独立型オムニバスと勝手に想像を飛ばしていたものの、実際は大過去から生じる現在、それに付随する小過去×数個と多段の1本ストーリー。話が進むに連れて、吉田麻紀子演じる「アイコ」が放つ現在に至る大過去の事象が痛々しい。終盤には回し車で駆け出すシーンがあるのだけれど、走る音と回し車を走らせる滑車の音が実に良い味を出していたと思う。

 劇場で配布された公演案内に7人の劇団員候補というフレーズを観たとき、7人“も”入ったのか素直に感じた。ただ、本公演に関しては、もちろん正所属の劇団員と比べると力量や存在感、安定感の差はあったけれど、落胆するまでのことはなかった感じ。今後に向けてポジティブなイメージを持って、引き続いて観劇して行けそうです。

 そんな双数姉妹の次回公演は10月から王子小劇場で。「本気公演 トライアルアクトVol.1『4/7Story』」。本公演ではないようで、“候補”の選考をしていくのか、少し気になるところです。

 余談。座席に置いてあった他の公演チラシの中から、「珍しいキノコ舞踏団」を入手。チケットは既に買ってあるけど、最近チラシを後から確保が多いなぁ。

http://www.duelsisters.com/
http://www.duelsisters.com/info/tubu/tubu_f.html
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2007年05月27日

じゅんじゅんSCIENCE「サイエンス・フィクション」

@こまばアゴラ劇場

 活動を休止した水と油のメンバーの1人。じゅんじゅん氏によるソロ公演。個人的には非常にゆっくりとした流れの内容で、動というよりは静。光の明暗や重力地点を壁に映すなど、今まで数をこなした訳ではありませんが、オーソドックスなのかなという印象です。ただ、終盤にはカメラを使って上限反転させた映像をスクリーンに映し出すアクト(?)は、初めて観たこともあって新鮮。分かってはいるけど、どういう仕組みと体勢で写しているんだろうと考えてしまった。

 公演があったこばまアゴラ劇場。初めて行ったのですが、横に隣接するコミュニティストアに気を取られている隙に1回通り過ぎた。線路を跨いだので通り過ぎたのに気付いたものの、せっかくだからとウロウロしていたら出会った猫と人の数がほぼ同数。猫に面倒くさそうな視線を浴びせられたので、そそくさと劇場に逃げ込んだ。

http://www.junjunscience.com/
posted by MEI at 02:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

2007年05月21日

西田シャトナー演劇研究所「感じわる大陸」

@THEATER/TOPS

 愛知に拠点を移している西田シャトナー氏が6年ぶりに東京で主催した公演。何度か愛知に公演を観に行こうかと思ったものの、2005年に観た「黒くやれ」が難解だったので躊躇しておりました。それで先月ぐらいに研究所のWebサイトにアクセスしたら、公演の案内が!。ということで行って参りました。

 コロンブスが新大陸を発見する前に起きた実話の悲劇を舞台化した作品。台詞は日替わりの即興で、後ろに座るタイムキーパー兼ギター担当の女性がパートごとの時間を「10分前」「3分前」「1分前」「時間です」「頑張ろう」等々とフリップでお知らせしてくれる仕組み。余りに過ぎると「☆」マークがでるそうで、二桁以上出た日もあったとか。行った日は1回だけ出た。

 即興劇が初めての経験だったため、どうなるのか不安でしたが、実話だというストーリーの軸がはっきりしていたので、どこかで置いてかれるようなことは無かったと思う。観劇後に氏のブログを読むと、コントではなく冒険文学を追究していたのを知る。

 行ったのはちょうど3日目夜で、確かに最初はコントなのかなと思ったものの、話が進むたびにしっかりとした“お話”である事に気付く。もちろん、私がひっそりと期待していた、西田氏らしい作品の雰囲気も出ていて、笑ったりしんみりしたり、一瞬フリップに視線を寄せる役者たちの動きを楽しみつつ。唯一の女性だった小島愛氏は即興劇、かつ、マジカル樽職人と即興ネタが出しにくい役柄で、厚い壁に阻まれながら演じていたように感じた。けれど、こう、壁を突き抜けると加速がつきそうな能力がありそうな感じで、くじけることなく頑張って欲しいと思った。

 最後は日替わりゲストのIKKAN氏演じるコロンブスによるコロンブスの卵のお話。開幕前に客席に座っていた人が出てきたので何事かと思ったんですが、オフィス★怪人社の代表さんだったのですね。そして、妻は「ひまわりっ」の東村アキコ氏。作品に登場する父親と同様、夫の人も強烈な個性を持っているなぁと感じた。

 東京での次回公演は分かりませんが、アンケートにしっかり住所を書き込んだので次回公演があったら是非行こうと思う。日替わりなので本当はもう1回ぐらい本公演に行きたいところですが、開演が19時だと厳しいだろうなぁ。

http://www.shatner.jp/
http://www.appricot-bus.com/
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2007年05月03日

猫のホテル「苦労人」

@シアタートラム

 観劇自体は4月末でしたが、まぁ旅行に行っていたりしていたので。足かけ3回目となった猫のホテルの公演は「苦労人」という再々演の作品。室町時代、応仁の乱前後(?)から端を発し、現代(平成初期?)までを連なる山城一族の系譜を描いていくもの。

 話自体は、山城一族というキーワードを除いてはオムニバス形式とも言えるような感じで、最初の室町から江戸時代あたりまでは完全に独立したものなのか、山城一族でつなげているのか判断に困った。でも、明治以降はその連なりが明確になったので、少しぐらい説明不足の方が芝居に集中できて良いのかもしれない。

 猫のホテルで3回、表現・さわやか含めて4回ほど足を運ぶと、ようやく役者陣の顔と名前が一致し始めるわけでして。初めて行ったときは、そのノリについていけませんでしたが、なんというか全員が強烈だなぁと。今回は開始早々、男8人がフンドシ姿で現われたり、死体がまるで生きているかのように動いていたりと、良い意味で実に卑怯でした(笑)。

 次回公演は2008年春、本多劇場にて新作公演を予定しているとのこと。

http://www.nekohote.com/
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2007年04月29日

TEAM 発砲・B・ZIN「JUGO(ジューゴ)」

@本多劇場。

 15周年記念にして、解散公演。2004年の「カケルエックス デラックス」から観始めて、「ツカエナイト」「テングメン」「マジヨ」の4公演と違うなと感じたのは、主人公格の役柄がいなかったという点。むしろ、バーチャルゲーム空間に閉じこめられてしまった10人の登場人物それぞれが主人公のような感じで、前向きに次へ向かっていくような印象だった。

 最後の舞台挨拶で主宰のきだつよし氏、「ヒーロ物に最終回があるように、解散する際は自然消滅等ではなく、きちんと解散させたい」というようなコメントをしていて、そう考えるとヒーロー物の最終回もこういう感じだったかなぁと。下手に惰性で続けて自然消滅してしまうより、良い状態で解散できた点は良かったのかもしれません。

 ただやはり、解散は非常に残念。作風も気に入っていましたが、テーマソングや衣装などのノウハウが今後どこに引き継がれるのかも気になるところ。特に衣装はSFや魔法モノと場合によっては完成度がもう1つになる可能性もある中で、非常にクオリティが高かったので是非どこかで活かし続けて欲しいです。

http://www.happou.net/
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2007年04月22日

遊園地再生事業団「ニュータウン入口」リーディング公演

@森下スタジオ

 プレビュー公演の1つ目。6月末に2回目のプレビュー公演があって、その後9月に本公演がシアタートラムで。

 公演時間は1時間40分ほど。その後にアフタートークが40分超ぐらい。リーディングということで、セットなどはなく、それこそ台詞に集中して、あぁでもないこうでもないと考えながら公演を過ごした。

 今回使われた音楽は、6月末のプレビュー公演からオリジナル曲に変更されるらしい。それに本公演で参加する若松武氏が演じる役柄なども気になる。本公演自体は5ヶ月ほど先なので、内容にはふれませんが、どうしてあそこでという固有名詞があったので、6月のそれで再び気になったら聞いてみようかと思う。
posted by MEI at 02:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇・芸術

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